猿人になったつもりで入りたい沖縄・南城の「天然かけ流し温泉」
猿が入る温泉と言えば長野県の地獄谷が有名ですが、「猿人」が入る風呂とはこれいかに。
沖縄・那覇からクルマで約40分。南城市にある「天然温泉さしきの 猿人の湯」は源泉かけ流しでみんなに愛されています。が……。
入り口のインパクト
半端ないって!
猿人の目が光ってます。
一度入ったら戻ってこれないんじゃないかと子供ならトラウマになるレベルですが、ご安心ください。「猿人の湯」という名前にはちゃんと理由があります。
猿人時代の
海洋水温泉
「猿人の湯」は、リゾートホテル「ユインチホテル南城」にある天然温泉施設。ここの温泉水は、地下2119m〜1500mにある2つの地層(約500万年前のものと約5400万年前のもの)から湧出していて、地上に到達するまでに自然にブレンドされているのが特徴。
最古の人類と言われる猿人「アルディピテクス・ラミダス」が生まれた頃の太古の化石海水が含まれているそうです。これは現在の一般的な海水の8割の塩分量ですが、メタケイ酸やカルシウム、ヨー素、鉄や栄養塩類が多く含まれていて、今の海水とはまったく異なる性質もあるとか。
だから、「猿人の湯」。
浴槽に見える白いものは、化石海水の結晶。その頃の猿人はアフリカにしかいなかったとされていますが、人類発祥への想いを込めているのです。
地元沖縄のオジーからも
学びあり
展望風呂で南城の夜景や中城湾の景色を眺めながらお湯に浸かっていると「ここのは本当に肌がすべすべになる」と地元のオジー。
しょっぱめの温泉、僕も好きです! 近くにあったら週3で来たいですね〜なんて世間話をしつつ、琉球や尚巴志の歴史のことも色々と話してくれました。
「猿人の湯」には
貸切温泉もある
大浴場の展望風呂も気持ちいいですが、贅沢に貸し切るのもあり。
ソファやテレビの付いた個室も併設しているので、家族でゆったり過ごせる空間としても人気だそうです。
ホテルの方には、天然温泉つきの和室もあるので、宿泊していく場合はそちらもぜひ。
ちなみに「猿人」は、昼でもこのインパクト。
住所:沖縄県南城市佐敷字新里1688
TEL098-947-0111