ノイズキャンセリング機能がある「窓」(開けっ放しでもOK)

カフェで集中して仕事をしたいときや飛行機でゆっくりと音楽を聴きたいときに役立つノイズキャンセリング機能。

簡単に自分の空間を作り出してくれるこの機能を、「窓」にも応用できるデバイスをシンガポールのNanyang Technological Universityが開発した。

しかも、窓を開けっ放しにしていても、騒音を抑えてくれるらしい。

周囲の騒音をキャッチし
静かな空間を提供する

彼らが開発したデバイスは、周囲の環境から部屋に入る「騒音」を捉え、瞬時にその音をかき消す「音」を発してくれる、いわゆるアクティブノイズキャンセリング機能をもっている。これを窓に取り付けるだけで準備はととのう。

つまり、音で音を相殺し、静かな空間を提供してくれる仕組みだ。最大で50%の効果がある、と同大学は発表している

このデバイスを部屋の窓に取り付けるだけで集中しやすい環境が作れるなら、需要はたくさんありそうだ。しかも、研究をリードしたGan教授は現状に満足せず、野心的なコメントを発している。

「最終的には、窓の格子にここで使われているテクノロジーを埋め込みたい。そうすれば、もっと簡単に都市部の騒音が緩和できるだろう」

Licensed material used with permission by Nanyang Technological University(NTU Singapore)
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。