ファストフードの未来を示していたオランダの「コロッケ自販機」
受け取りの自動化や人を介さないオーダーなどテクノロジーで変わりゆく昨今のファストフードですが、オランダではとっくに通りすぎていたようです。
半世紀以上愛され続けているファストフードチェーン「FEBO」のコロッケ。いや、現地らしく「クロケット(Kroket)」と呼びましょう。
自販機がズラリと並ぶ店舗で販売されていて、購入は小銭を機械に入れてケースの中から取り出すだけ。調理には伝統的なレシピが用いられ、できたてが準備されます。
自販機といっても調理をする人が常駐していて、少なくなると裏から揚げたての商品を補充。だから、いつでもホクホクのできたて。このスタイルで現在まで時代を超えて愛されています。
かつて日本にもあったファストフード自販機ですが、調理も販売も機械任せにしたためか、美味しくない、メンテナンスが大変、などと廃れていきました。
AIやスマートフォンの利用などでいまも自動化が促進されるファストフードですが、成功するにはどこか人間の手が必要なのだと、「FEBO」のクロケットに考えさせられます。
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