イギリスでも導入スタート、ロボット駐車
モビリティの話題となると自動運転機能ばかりに目がいきがちですが、近い将来、その周辺となる駐車場にも大きな変化が訪れそうです。
2019年8月からイギリスのロンドン・ガトウィック空港で試験運用が決まった、ロボットが駐車場にクルマを停めるサービス。
活躍するのはフランスのスタートアップStanley Roboticsが手がけるロボット「Stan」。クルマの下にアームを入れて、特定の駐車スペースまで運ぶという仕組みです。
自動で駐車をできる機能がすでに多くのクルマに搭載されているにもかかわらず、なぜ今更ロボットを使うの?と疑問に思う人もいるかもしれません。このサービスの目的は、スペースの有効活用にあります。
同空港では170台分の駐車スペースに270台も収容できるとのこと。人が降りる必要がないから、駐車しているクルマ同士の幅を極限まで縮められるというメリットがあるわけです。
さらに、駐車場を利用する人が航空便などの情報を事前に入力しておけば、帰ってきたときにクルマが専用スペースで待っていてくれるようです。
このサービスは過去にフランスの一部の空港でも試験運用がされていました。そして、今回はロンドン・ガトウィック空港が導入を発表。あくまで私見ですが、英国で実施となったら世界のさまざまな駐車スペースでも採用が始まるのではないでしょうか。
Top image: © Stanley Robotics