本格的なイタリアンと居酒屋メニューが共存。「(食)ましか」の気軽さと料理の質に梶原由景もナットク!
この気軽さと料理の質、
東京にはありませんね
──番組でも二度紹介された「(食)ましか」。ここも勢いのあるお店と思いますが、大阪特有の魅力という点ではどうですか?
これも裏なんばの立ち飲みに近い感覚です。いま、大阪にはこういった気軽なスタイルの飲み屋がすごく増えている。
事前精算式で飲みものもセルフサービス。ワインは冷蔵庫からボトルで買うこともできる、使い勝手のいい店です。ビックリするくらい本格的なイタリアンを出すんですよ。なのに居酒屋のメニューもあったりして。不思議ですよ。
こういうのが東京にあったら間違いなく流行るでしょうね。
──本格イタリアンと王道の居酒屋メニューが混在。東京ではまず考えられない。
両方ともクオリティが高いですからね。パスタなんて一流ですよ。これも関東と関西、飲み屋の違いですが、ましかほどの気軽さとクオリティの高さを兼ね備えた店は、東京にないと思って取り上げました。
──庶民的居酒屋らしからぬクオリティ、まさしく杓子定規ではかれませんね。
のちにレシピ本を出したり、小売も始めたり、最近では福岡にも出店しました。
ちなみに昼はカレーを提供しているんですが、以前そのカレーを提供してたのが、どやメシにも登場した居酒屋「サカソング」の奥さんだったかな。その辺みんな仲良いんでしょうね。みんなでやっている感じを受けます。
──横のつながりの強さを感じますね。
東京だと若い子たちがおもしろいことして出てきても、すぐオジさんたちが芽を摘んでしまう。結局、世代間で格差が出てきちゃうんですよ。
本当は大阪のように横でつながっていくとおもしろいのに。つながりが薄いのかもしれません。アパレル業界では昔、そういうのがあったんですけどね。
梶原さんが「一流」と称するパスタは必見。『どやメシ紀行』本編はこちらから。
※メニューや価格はオンエア当時のものです。
「(食)ましか」
電話:06-6443-0148
営業時間:11:30〜15:00(L.O.14:30)、17:00~24:00(L.O.23:00)
定休日:日曜、祝日
HP:http://mashica-higobashi.com/
撮影協力:かごっま屋台 火の玉ボーイ