デジタルデトックスとして「手紙文化」が若者の間で復権?
デジタル化が進む現代において、あえて手間と時間を要する「郵便」が若者たちの間で静かなブームとなっている。
ソーシャルメディアがAI生成コンテンツで溢れかえる中、スクリーンタイムを減らし、より人間らしいアナログなつながりを求める動きが広がっているようだ。
アーティストを支援する月額制の手紙サービス
このムーブメントの中心にあるのは、個人クリエイターが運営する月額制の郵便サービスだ。少額の料金を支払うことで、テーマに沿ったステッカー、イラスト、手紙、Zine(小冊子)などが詰まった封筒が定期的に届けられる。
アトランタを拠点とするアーティスト、Jaylan Birdsong氏が運営する「Perch Post」もその一つだ。彼女はSNS上での作品発表に限界を感じ、またAI生成コンテンツの台頭に対する反動としてこのサービスを開始したという。
当初25人だった会員数は、今や1,600人を超えるコミュニティへと成長している。
© theperchpost/Instagram
多様化するテーマとコミュニティの広がり
郵便の内容はクリエイターによって様々。
カワイイ系のステッカー、父親代わりの手紙を書くグループまで、多岐にわたる美的感覚やニーズに応えている。受け取る側にとっては、何が届くかわからないワクワク感も魅力の一つだろう。
スネイルメールの復活は、単なる懐古趣味ではない。
デジタル社会における「使い捨て」の文化に対し、意図的で温かみのあるつながりを求める若者たちの、新しいライフスタイルの提案と言えるかもしれない。
© martina_calvi_/TikTok
Top image: © iStock.com / LiliGraphie






