「サーフ天国×プラごみ地獄」バリで眼の当たりにした、今そこにある問題

海洋保護団体とBREITLINGが合同で
バリの海岸をビーチクリーンアップ

©2019 TABI LABO

ケリー・スレーターが参加したビーチクリーンアップイベントは、海洋保護団体Ocean Conservancy(オーシャン・コンサーバンシー)とスイスの腕時計メーカーBREITLING(ブライトリング)の合同で地元バリとの協力を得て実施されたものでした。

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このパートナーシップを記念した特別なクロノグラフ「スーパーオーシャン ヘリテージ II クロノグラフ 44 オーシャンコンサーバンシー リミテッドエディション」もあわせて発表。世界中の海洋で集められた漁網などのナイロン廃棄物から生成されたストラップや時計を収めるパッケージもリサイクル素材の一本。この時計の売上げの一部はオーシャン・コンサーバンシーに寄付され、海の汚染に立ち向かうグローバルな活動に使われます。

ところで、パイロットに愛用され空のイメージが強いブライトリングがどうして海の活動を?という疑問が。

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実は、半世紀以上も前の1957年にプロ仕様のダイバーズウォッチ「スーパーオーシャン」を展開するなど空同様に海の分野でも長い歴史を持っています。

また、昨年にはサーファーズ・スクワッドというチームを組織。先に紹介したケリー・スレーターに加え、ステファニー・ギルモア、サリー・フィッツギボンズというサーフチャンプであると同時に、海洋や海岸をきれいに保つため環境問題に情熱を傾ける3名と、“水”に対する活動を続けているんです。

このバリで行われたICC(国際海岸クリーンアップ)も、世界のブライトリングのチームが各地の環境団体や有志と展開している取り組みの一環。

よりよく、より大きな成果はひとりの力から

ブライトリング・サーファーズ・スクワッドの3人をはじめ、国としても熱心に海洋ごみへの対策を進めるインドネシアの行政(デンパサール市や水産庁)や海の仕事に関わる人達も巻き込んだ大きな取り組みになった今回のビーチクリーン。

超一流のアスリートから現地の子どもまで、参加者それぞれが見せる熱心な姿には、ひとりひとりが健やかな海ときれいな海岸を維持するためにできることがたくさんあるのだと感心させられる。

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みんなで少しずつでもコミットすれば、よりよく、より大きな成果が出せるというアイデア。その証明にもなったイベント。

世界レベルでの課題である海洋ごみ問題も政府や行政に頼るのでなく、ひとりの心がけから。そう再認識できるブライトリングの試みがそこにはありました。

Top image: © iStock.com/Magnus Larsson
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