「ニオイ」もデータでシェアする時代に?

私たちは日々、様々なニオイや香りに囲まれながら生きている。

そんな「ニオイ」を見える化させる技術があることをご存知だろうか?

先日、ニオイセンサーの開発、製造、販売を行なっている株式会社アロマビットは、ニオイをデジタルデータ化する技術を開発事業化するために、株式会社アロマビットシリコンセンサテクノロジーという子会社を設立したと発表した。

同社は、犬の鼻レベルの解像度を持った1mm角の超小型ニオイセンサーの開発を進めており、スマホやIoT機器への搭載の実現化を目指している。

このニオイセンサーは、特定の分子のみを判別できるセンサーが、ニオイ分子のくっつき方と離れ方を測定し、パターン化させることで、ニオイを識別できるようにするという仕組みだ。

もしスマホに搭載されたとしたら、例えばこんなことが可能になるかもしれない。

・旅先で食べた料理の写真をニオイと一緒にSNS上でシェアする

・ECサイトで”ニオイデータ”を入力して、自分好みの香水やワインを見つける

・口臭や体臭から病気を発見・予防する

ニオイセンサーは、私たちのライフスタイルを大きく変え得る可能性を秘めた新技術と言えそうだ。

Top image: © iStock.com/Jayesh
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。