2020年、ヨーロッパで「ヤバい」思い出をつくる方法

今日はこっそり、ヨーロッパで「ヤバい」思い出を作る方法、紹介しますね。

LCCが増えたとはいえ、ヨーロッパまで行くには予算もかかるし、まとまったスケジュールも確保しなきゃいけないので、なかなかハードルが高いのも事実。

これから紹介する方法は、ヨーロッパに行けてしまうだけではなく、生涯の思い出になるような「とんでもない体験」もできるので、知っておいて損はないと思うんです。とくに学生のみなさんは。

 

決して、怪しい勧誘とかではありませんから。

レッドブルで巡る
ヨーロッパ(ヤバい)旅

©︎Jarno Schurgers/Red Bull Content Pool

その方法というのが、2020年で4回目の開催になる「Red Bull Can You Make it?」に日本代表メンバーとして参加すること。

自分にはムリだぁと諦めることなかれ。
最後まで読んでみてください。

 

「レッドブルで物々交換する旅でしょ?」くらいの知識がある人は多いかもしれませんが、概要をざくっとまとめるとこんな感じ。

★参加資格は男女18歳以上の学生なら誰でも!(大学生、専門学生、大学院生)
★チームは3人1組で世界中の学生が参加(2018年は200チーム600人!)
★募集期間に1分間のアピール動画をつくって、投票によってファイナリストを選定
★その中の選ばれしチームが日本代表としてヨーロッパ1週間のアドベンチャーへ
★物々交換に使えるのはレッドブル・エナジードリンクのみ(食事、宿泊、移動、アドベンチャーすべて)
★私物のスマホも財布もナシ(使えるのは支給されるスマホのみ)
★スタートは5ヶ所のどこか(バルセロナ、アムステルダム、ブタペスト、ミラン、コペンハーゲン)
★各都市のチェックポイントを通過しながら、様々なチャレンジやフォロワーからの応援を集めでゴールを目指す
★ゴールはベルリン!

 

ね。ヤバそうだけど怪しくはないでしょ?

©Henrik Eliasson / Red Bull Content Pool
©Kevin Koch / Red Bull Content Pool
©︎Paolo Ascani / Red Bull Content Pool

経験者は語る!
「雨で濡れたピザ。一生忘れない」

ということで、なんとなくヨーロッパで開催するアドベンチャーだということは見えてきたけれど、もっとリアルな “体験記” が知りたくなり、2018年の日本代表チームのひとつ「OMOTENASHism」にコンタクト。

やってきたのは、フリースタイルフットボーラーの沼田隆治くんと、フリースタイルバスケで活躍する長谷川淳くん。早稲田大学在学中に「Red Bull Can You Make it?」と出会い、人生を揺さぶられた2人です(ガチで)。

(左から沼田隆治くん、タクツカモトくん、長谷川淳くん)

 

—— エントリーしたときのことを教えて!

沼田:2016年に友だちが申し込んでるのを見て、おもしろそうだったんです。僕も出たいなって思ったんですけど、当時は周りにぶっ飛んでる友だちもいなくて……。で、2018年。ちょうどテスト勉強中で退屈なときに見つけたんです。今回は行けるんじゃないかって。勉強がつまらないっていう反動もあったと思うんですけど(笑)。そこからはもう、電話帳とかLINEとかTwitterのフォロワーを全部見直して、誰を誘うべきか一晩中悩みました。チーム作りがカギだろうと。

 

長谷川:思い出してきました(笑)。授業中に彼からLINEがきたんです。でも僕、不安要素が多すぎて最初は断ったんですよね。海外経験もなかったし、英語もできない。就活とかぶってるし、ちょうどそのころフリースタイルバスケにハマってたから練習時間が削られるのも痛いなって。でも10分だけ本気で考えて「やっぱ行く」って。

 

—— 普段から仲良しだった2人がこれで決定。もうひとりは?

沼田:発信力と行動力があって、この旅に耐えられそうな人を早稲田中から洗い出して、2人でせーので名前を挙げたら一致したんです。それが、普段から旅とかしまくってたツカモトっていうヤツなんですけど、声をかけたら秒で「出ましょう」って(笑)。

 

—— カッコいい(笑)。どうしても道中に注目しがちだけど、実際はヨーロッパに行く前も大変だったとか。

沼田:人生で一番しんどかったのは「Red Bull Can You Make it?」の投票期間ですね。5日間くらいほとんど寝ずに、LINEとかで「投票お願い!」って友だちに連絡しまくってました。手が痺れて痛くなるくらい。それでやっと1位になったからちょっと仮眠して……で、起きたらYouTuberの「みんなよろしく!」みたいな投稿で一気にぶち抜かれたり(笑)。そのときほど発信力の大切さを痛感したことはないですね。

 

長谷川:いま思うと、旅中と同じくらい楽しかったかもしれません。そのときは大好きなバスケの練習もやめて、そっちに100%の努力を注いで、ちゃんと結果が出たなって。

©Henrik Eliasson / Red Bull Content Pool
→ Red Bull Can You Make it? が気になる!

 

—— 現地でも「お前たち、クレイジーだな」とお墨付きだったそうで。

沼田:始まっていきなり、レッドブルと飛行機のチケットを交換してくれるスペイン人に出会って。しかも年下の学生だったんですけど。大会本部に報告したら「マジか、お前たちクレイジーだな!!」って電話の向こう側が大盛り上がり。僕らも有頂天だったんですけど、液体持ち込み検査でレッドブルが全部没収されて、一文無しになりました(笑)。

 

—— (爆笑)。天国から地獄!

沼田:終わった……と思って本部に連絡したら「お前らはパフォーマーだろ? ボールを使ってチェックポイントまで来い」って言われて(笑)。

 

長谷川:がむしゃらに「生」を掴み取ってましたね(笑)。とにかく人の優しさに触れられたのが大きかった。あのときに出会った人たち、ひとりでも欠けてたらヤバかった。あと、レッドブルを受け取ってくれずに助けてくれる人もたくさんいました。無償の愛というか。

 

沼田:パリに着いたとき、僕らの投稿を見てくれていたおばさんが「君たちジャパンの子?」ってピザを食べに連れていってくれて。あのときのピザを超えるものはない! 食べきれなかった分もずっと抱きかかえてました。雨に濡れてびちゃびちゃになっても関係なし。貴重な食糧なので。あと通貨代わりとして配られたレッドブルですが、けっこう飲みました(笑)。チームの空気が悪くなったときにみんなで乾杯すると、士気が上がるんですよ、意外と。

 

—— エネルギー摂取にもなりますしね(笑)。行ってみて、意外だったことは?

沼田:僕たち2人はボールパフォーマンスができたんですけど、もうひとりのツカモトはとくに何ができるワケでもなかったので、下駄を履いていったんですよ。そしたら僕たちのパフォーマンスより下駄のほうが大ウケで。適当にタップしてるだけなのに。これはめっちゃコスパいいぞって! 旅の後半には彼もすっかり表現者の顔になってました(笑)。

 

—— まさかの全員パフォーマー!

沼田:あと、英語が苦手で断念する人がいると思うんですけど、むしろ話せないほうがいいって感じました。そのほうが一生懸命さが伝わるというか、大事なのは「助けてもらうこと」なので(笑)。下手でもゴリゴリいくのが大切だなと。流暢だと逆に伝わらないこともあります。

©Paolo Ascani / Red Bull Content Pool

—— 出場してから、自分のなかで感じた “変化” は?

長谷川:僕、帰ってきてから就活を再スタートしたんですけど、もうフワフワしちゃって。自己分析とかも終わってたはずなのに、もうブレブレで。面接で聞かれたことに答えようとしても「これで本当にいいのかな」って詰まってしまったり。

 

沼田:分かる、フワフワ。ありきたりですけど、人生ってこんなに多様でいいんだって。エントリーシートが出せなかったくらいで嘆く必要ないぞって(笑)

 

長谷川:「Red Bull Can You Make it?」のおかげで、パフォーマーとして生きていきたいっていう想いに決心がついた部分はあります。外の世界を見れて「こっちでいいや、一文無しで野宿しても死ぬことはないな」と。だんだんそういうマインドになってくるんですよね。あの旅を経験したことで、自分も何かを与える人になりたい、っていう気持ちが芽生えました。親も心配だったと思うんですけど、今はなんとかパフォーマーとして食べていけてるので、本当に感謝してますね。

©Richard Ström/Red Bull Content Pool
→ Red Bull Can You Make it? に参加したい!

ちなみに、ベルギーでは「初対面の人の結婚式に急遽参列してドカ食いからのサッカーボール盗まれる事件」「支給されたケータイをなくして連絡が取れなくなり大会本部ヒヤヒヤ大迷惑事件」など、まだまだエピソードは尽きなかった、OMOTENASHism。

やらせでもそんなことにならないでしょ!ってくらい、とにかく楽しいエピソード満載でした。

2020年は、日本から5枠!

©Maurice van der Meijs/Red Bull Content Pool

こんな感じで、いい意味で学生たちの人生を変える「Red Bull Can You Make it?」の2020大会がいよいよ参加者の募集をスタート! 日本チームなかなかおもろいぞと思われた効果なのか(?)、なんと代表チーム数が、これまでの3チームから5チームへと増えました。

まず、2019年11月1日(金)〜2020年2月18日(火)までが、動画制作も含めた申込期間。

そのあとに “熾烈な” 投票期間が2020年2月18日(火)〜2020年2月25日(火)まで。実際にヨーロッパに旅立つのは4月21日(火)〜4月28日(火)までの1週間です。

 

彼らの言葉を借りるならば
「自分には何もないと思ってる人こそ、変われるチャンス」

 

ここが、人生の分岐点かもよ?

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©James Bannister / Red Bull Content Pool
©Paolo Ascani / Red Bull Content Pool
©Alexander Shneydmiller / Red Bull Content Pool
©Maurice van der Meijs/Red Bull Content Pool
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Top image: © Maurice van der Meijs/Red Bull Content Pool