ヨーロッパで絶対に使いたい「旅アプリ」
2015年に設立した「Wingly」は、パイロットと飛行機に乗りたいと考えている人をつなげるサービスを展開中だ。
すでに約5万種類のフライトプランが選べて、ヨーロッパのミレニアル世代がよく利用している。今までになかった方法で国境を越えられるのが、人気を集めている理由の1つらしい。
プライベートジェット機を
チャーターした気分に
© Wingly
サービスを利用するには、飛行計画をアップロードしているパイロットにユーザーが申し込みをするだけとなっている。飛行代はあとで自動決算される。
ロンドンの上空を1時間飛び回るなどの観光用フライトもあり、旅先でのアクティビティーの幅が広がるだろう。
だけど、本当に注目したいのはユニークな経験をしながら国境を越えられるというポイントだ。
例えば、パリからニュルンベルクへ、チューリッヒからザルツブルグへというフライトプランが選べる。
もしも目的地と時間さえマッチすれば、プライベートジェットを持っているセレブになった気分で移動できることになる。しかも、パイロットが所有している飛行機に乗り込むカタチなので、価格は割安だ。
日本で流行る可能性は……?
© Wingly
「Wingly」のサービスは日本でも需要がありそうだけど、少し現実的ではないかもしれない。
多くのヨーロッパの国々が検査の必要なく越境を許すシェンゲン協定に参加しているからこそ、ユーザーにとってメリットのあるサービスになっているのが予想できる。もちろん日本国内で使えるようになる可能性もあるにはあるのだが……。
ちなみに、安全面に関して心配のある人もいるかもしれないけど、「Wingly」は無料保険を提供したり、パイロットの飛行管理もしたりしている。
飛行機だから他の交通手段に比べて高い危険性が伴うが、個人的には一度は利用してみたいサービスだ。
Licensed material used with permission by Wingly