キャンプに持っていくべきお酒は、じつは「ラム」だった
街はすっかりクリスマスモード……ですが、「冬キャンプ」も今がまさに時季。
冬は必ずしもオフシーズンとは限りません。むしろ、この時期の方がキャンプサイトを広々使えたり、透き通った大気が心地よかったりもします。
とはいえ、ベテランキャンパーだって“冬キャン”は寒い。それなりの装備も必要だし、持ち物にあれこれと悩むのは当たり前。ついでに食事やお酒にだって、冬ならではの個性を忍ばせたいもの。
そこで、提案したいのが「ラム」。冬のキャンプの醍醐味はこのお酒あってこそなのです!
「焚き火のおとも」はホットラム!
キャンプで暖をとるのに欠かせないものといったら、焚き火。これなくして始まりませんよね。みんなで火を囲んで、パチパチと火の粉がはせるのをただじっと眺めながら、ゆったりとした時間を過ごす。
そんなリラックスタイムには、少しアルコール度数が高いものを、ゆっくり時間をかけて味わいたいもの。赤々と顔を染める炎のように、寒ければ寒いほど、そのありがたみもひとしお。
焚き火のおともには断然「ホットラム」です。
直接やかんを直火にかけたり、ガスバーナーに乗せてお湯をつくる。こうした所作もまた非日常を演出する特別な時間。
湯気のなかにラムをそそげば、豊かな香りと深い甘みが口の中に広がって、体が内側からポカポカ温まってきます。ホットワインもいいけれど、蒸留酒のラムなら翌朝お酒が残りにくいのもGOOD。
ほろ酔い気分でぼんやり眺める焚き火──。冷える夜こそラムの出番です。
冬キャンの夜に
とっておきのアレンジレシピ
ウイスキーのようにストレートでじっくり味わうのもいいけれど、冬の野山はやっぱり寒い。そこで、使い勝手のいいバカルディのラムを使った、指先までじんわり温めてくれる3つのホットカクテルをご紹介。
気分やおつまみに合わせて選んだり、みんなで飲み比べもサイコーに楽しい!
01.「ホットラム チャイ」
洋菓子のような甘い香りに酔う
スパイスたっぷりのチャイに、洋菓子のような甘い香りが立ち上がる「ホットラム チャイ」は外せません。
シナモン、カルダモン、クローブ、ジンジャーなど、ホールスパイスに紅茶の茶葉まで持参するのは、さすがに面倒。そこはキャンプですから、割り切ってチャイパウダーで。甘さをプラスするならば、メープルシロップが気分です。
02.「ホットバタード ラム」
コクと香りを同時に楽しむ
クラシックなカクテル「ホットバタード ラム」も、冬キャンに最適。もし、ラムとバターの好相性を疑うならば、焼き菓子づくりをイメージしてみて。
バターの脂肪分とまろやかさがアルコールをやさしく包み込んで、飲むほどに体の中から温まってきますよ。よく混ぜてバターを溶かすと、口当たりがいっそうリッチでマイルドに。
03.「ホットラム ほうじ茶」
香ばしさの中に感じるリッチなバニラ香
渋みのあるダージリンもいいけれど、紅茶よりもオススメしたいのが、ほうじ茶で割った「ホットラム ほうじ茶」。キューバの人たちに届けたい、意外なおいしい組み合わせです。
キャンプですからこちらもティーバッグのほうじ茶で。メープルシロップをお好みでたらせば、ほうじ茶独特の香ばしさのなかに、ふんわり立ち上がるバニラ香がたまりません。
活躍の場は「夜」だけにあらず
“おいしい”キャンプの味方
ここまで紹介しておいてなんですが。ラムが活躍するのは、なにも夜に限ったハナシじゃありません。
日差しのある昼間は、氷を浮かべてオンザロックで楽しんだり、「キューバリブレ(ラムコーク)」で軽やかにいくのもアリ。透き通った冬の大気のなかで、ラムならではの厚みとコクが、都会で味わうそれよりもずっと奥行き感じさせてくれるはず。
さらに、ラムが本領発揮するのが“スイーツ”。
キャンプ中って、普段より甘いものが恋しくなったりしませんか? ついついお菓子をたくさん買い込んできちゃったり。そんなときもラムさえあれば、こんな本格スイーツがかんたんにできちゃいます。
お好みのドライフルーツをキャンプ出発の2〜3日前からラム酒に漬けて、ビン詰めにしておきます。あとは現場でマスカルポーネを塗ったクッキーに、漬け込んでおいたドライフルーツを可愛く&好きなだけトッピングすれば、カクテルにも合う「ラムフルーツサブレ」のできあがり。食後のデザートにもバッチリ!
飲みきらなくてもOK
お家でダメ押しホットラムを
いくら飲み口が良くても、さすがにそこはアルコール度数40度以上のラム。飲みきれなかったときは、持ち帰って自宅でも楽しんじゃいましょう!
ワインだと開栓したら、どうしても最後まで飲みきらないと……なんとなくそんな気持ちに迫られたりもしますが、ラムならばその心配も無用。
今度は自宅で、ベランピングでちょっと特別な夜を演出してみたり、就寝前のホットドリンクに少しだけラムを注いでみたり。そんな家飲みシーンでもバッチリ寄り添ってくれるユーティリティプレイヤーなのが、ラムなのですから。
この冬「バカルディラム」がアウトドアでもインドアでも、大活躍してくれること間違いなし!
取材協力:PICA富士吉田
※通常PICA富士吉田では、各テントヴィラではなくテントヴィラ用シェアリビングでの食事提供となります。