出会いの数だけ土地にもお酒にも「物語」がある──「ほろよい文庫」創刊

出版不況が叫ばれるなか、新たに“創刊”された「ほろよい文庫」。

というのも、これ、純粋な出版物ではなく短編小説付きの日本酒。日本が誇るおいしい地酒をより多くの人に楽しんでもらおうと考案された、「お酒と物語」という新しいスタイルの商品だ。

すでに発売中の第1弾に付属するのは、新潟の酒どころとして知られる長岡を舞台とした小説。作家・山内マリコさんが実際に長岡へ足を運び、土地の空気を感じながら書き下ろした“一杯目” 『運命の人かもしれないけど「じゃあ、ここで」』と、“二杯目” 『あたしはまだ到着していない』の2編は、女性の生き方や地方出身者の日常をリアルに描いた名作だ。

お酒は、長岡市で明治30年に創業した老舗「お福酒造」の純米吟醸酒(720ml)で、 “一杯目”と “二杯目”のそれぞれで、異なる味わいが物語のおもしろさを引き立てる。いずれか一方だけでも完結するストーリーだが、どちらも「呑む」ことで恋の物語がつながり、さらに奥深さを味わえる作品。

冬の冴えた夜空を眺めつつ、ほろ酔い気分で小説をめくる──。そんな大人なひとときを味わってみてはいかがだろうか。

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『ほろよい文庫』
【作品】
“一杯目”
『運命の人かもしれないけど「じゃあ、ここで」』(男性瓶)4400円(税込)
“二杯目”
『あたしはまだ到着していない』(女性瓶)4400円(税込)
“長岡セット”
一杯目と二杯目のセット 8800円(税込)
【内容量】各720ml
【原材料】新潟県産酒米・米麹

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。