じつは自分とゆっくり向き合える。「大人なグアム」の過ごし方
観光客をワクワクさせるエネルギーが島中に満ちているのが、グアムだ。
昼間はバナナボートを体験して、夕方はショッピングを満喫する。この島では、1日中体を動かしていても疲れない。
でも、それだけがグアムの楽しみ方だと思っているなら、ちょっともったいない……というか、損をしている。
定番のマリンアクティビティ以外にも、体いっぱいで自然を感じる方法がある。繁華街から少し離れれば、日本では観測できない星座を見ることができる。
ゆったりとした気分で自分と向き合えるし、いつも仕事で頑張っている自分を癒してくれるんだ。
だから、こんな楽しみ方はどうだろう?
人の多い観光地をさけて
ひとりになれる「滝」へ行こう
グアムは、ビーチがきれいに整備されていて、ショッピング施設も充実していて、交通インフラもしっかりしている。発展しているところが目立つけど、島面積の約70%がジャングルで覆われているという豊かな自然も、その魅力のひとつ。
自分が抱えているモヤモヤを解消し、心を解放したいなら「滝」だ。
グアムの滝のほとんどは、古代チャモロ時代(紀元前〜1500年)から姿をあまり変えていないと言われているから、原始の自然を目の当たりにすることができる。
観光地化されていない滝までの移動時間は、少し多めにかかってしまう。とはいえ、手つかずの自然を体いっぱいで体感できることを考えたら、そんなのは気にならないだろう。
職場でストレスが溜まったせいで、せっかくのプライベートでも疲れている。そんなイヤな状況をリセットして、ポジティブな気分で心を満たすパワーチャージができそうだ。
水が落ちる音を聞きながら、ぼーっとしてみるのもいいかもしれない。
繁華街からドライブして
日本では観測できない「星」を見よう
グアムの夜空は空気が澄んでいる。ただ残念なのはイメージがないだけに、みんな、夜空を見上げないこと。心が洗われるような天体観測をするには好条件なのに……。
北半球になるとはいえ、グアムは赤道付近に位置しているから、時期によっては南半球の星座が見れる。たとえば、南十字星とか。
かつては、この星座がたくさんの人を目的地へと導いていた。何百年も何千年も前に生きていた人と同じ星を見ることで特別なつながりを感じられるかもしれない。
気をつけたいのは、グアム国際空港や繁華街「タモン」は夜でも明るいため、少し移動する必要があるということ。
レンタカーでドライブを楽しみながら星空を観測しに行くのもいいし、ディナークルーズを予約して落ち着いた雰囲気のなかで眺めるのもいい。ポイントは、定番のグアムの楽しみ方を少しの間だけ忘れること。
そして、ただただ夜空を見上げる。普段は “やらなければいけないタスク” が多いだろうけど、グアムの星が、そんなことはどうでもいいと思わせてくれる。
あえて予定を決めないで
「ビーチ」でスローな時間を体感しよう
どんな時でもビーチは癒しをくれるし、きっと、これからも同じだ。グアムの海は穏やかだからいい。のんびりとすることができる。
ちょっと疲れているなと感じたら、SUPヨガにトライしてみて、心と体をととのえるのもいいかもしれない。しかも、そこは透き通った海の上だ。絶対に気持ちいいに決まってる。
ちなみに、グアムのアクティビティではヨガの人気が高まっているため、多くのホテルで気軽に体験できる。
ビーチでリラックスをした後は、周辺を散歩してみたいところ。カフェに入ったら、グアムならではの時間の流れ方を体感できるだろう。他にも、ローカルが通うレストランを見つけられる可能性だってある。
あえてバナナボートやジェットスキーをやらない、スローなビーチでの過ごし方。
うん、日本で仕事を頑張っている人にはぴったりだ。
しかも、グアムまでの移動時間は約3時間半。週末旅行もできるし、3日間あれば、もっと楽しめる。3ヶ月に1回というペースで定期的に旅行をしても、毎回異なる発見がある。
いつもと違ったグアムは目に入っていないだけで、しっかりと存在している。次の旅行は、そんなグアムを見つけてみるのもいいかもしれない。