世界で戦える「食」のプロを育成。「辻調理師専門学校」が"日本料理"に特化した新学科設立へ

去る1月の終わり。パリにある日本人オーナーシェフのフレンチレストラン「KEI」が、ミシュランガイド最高位の三つ星を獲得した。

日本人シェフによる初の快挙と時を同じくして、日本最大の食の教育機関「辻調理師専門学校」より、“料理で世界を動かす人材”の育成を目指し、新たな学科を新設するとの発表があった。

2021年4月に新設されるのは、日本料理だけに特化して学ぶことのできる「日本料理本科(1年制)」「日本料理クリエイティブ経営学科(2年制)」

全教科の約70%を実習時間に充て、圧倒的なスキルと経験を積み上げるとともに、英語食ビジネスといったグローバル視点をもったカリキュラムも。

また、日本の文化・アイデンティティを表現でき、かつ各国の食文化に対応できる日本料理をもって、「世界」の食の現場に対応できるグローバル視点をもった料理人の育成を目指すという。

まさに食のプロの養成講座。

そこで思い出したのが、数年前に賛否を呼んだ「店に入って何年も修行するのはナンセンス」という堀江貴文氏のツイート。

スキルは学校、現場は経験、問題はセンス……。今あらためて思うのは「食の道を極める」というルートは、かなり多様化してきたなということ。

和食の料理写真1
©辻調グループ 辻調理師専門学校
和食の料理写真2
©辻調グループ 辻調理師専門学校
Top image: © 辻調理師専門学校
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。