「LGBTQとスポーツ」がコンセプトのコミュニティスペース「プライドハウス東京2020」

いよいよ、今夏に開幕が迫ってきた東京2020オリンピック・パラリンピック

そんな一大イベントに合わせて、LGBTQの交流・情報発信の拠点となる「プライドウハウス東京2020」の開設が決定。4月中旬から9月中旬までの5ヵ月間、新宿三丁目にある商業施設「新宿マルイアネックス」に設置される予定。

「自分らしく、多様性をテーマとした大会を楽しめるように」──。

そんな想いをもとに居場所作りに取り組む「プライドハウス」。2010年の「バンクーバーオリンピック」以来、さまざまな国際スポーツ大会に合わせて、LGBTQ当事者、支援者が安心して過ごせる空間を提供してきた。国内でも「ラグビーワールドカップ2019」の期間中に開催され、世界のLGBTQ絵本展、アスリートのトークイベントなどが企画された。

今年も、LGBTQであることを公表しているアスリートたちによる講演や、LGBTQの歴史を紹介する展示などが予定されている。普段会えないような人と交流できる機会だ。

世界中でLGBTQへの理解が進んでいる一方で、悲しいことに、無理解にもとづく偏見や差別もいまだに存在する。数ヵ月後の東京2020が......そして近い将来、世界中が真のダイバーシティに富んだ世の中になることを切に願う。

 

※2020年4月21日追記/「東京2020 オリンピック・パラリンピック」の開催延期の発表を受け、オープンは延期となりました。詳しくはホームページをご確認ください。

Top image: © 「プライドハウス東京」コンソーシアム
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。