「#豆苗のある暮らし」育て方のコツ教えます
おうち時間が増え、家庭菜園を始める人が増えているようです。
とはいえ、野菜を育てたことがない人や、植物をすぐ枯らしちゃうって人には、いきなり本格的な家庭菜園はハードルが高いかもしれませんね。そこで、オススメなのが栄養価も高くて、お手頃な豆苗(とうみょう)。スーパーで手軽に買える野菜です。
豆苗は室内で再生栽培が可能で、最大で2回再収穫することができます。栽培に必要なのは水と容器のみ。いくつかのルールを守れば、ほぼ失敗なく育ちます。
そんな豆苗の魅力と育て方のコツについて紹介したいと思います。
豆苗とは?
豆苗(とうみょう)とはエンドウ豆(グリーンピース)の若葉のこと。豆と葉物野菜の栄養をあわせ持った緑黄色野菜です。味はクセがなく、シャキシャキとした食感が特徴。
豆苗の育て方を紹介する前に、なぜ数ある野菜のなかでも、豆苗に注目するのか、その魅力について触れて(いや、力説)しておきましょう。
なぜ豆苗?その魅力とは
豆苗は栄養価が高い!
豆苗はさまざまな栄養素をバランスよく含んでいます。骨の形成を助けるビタミンKや、抗酸化作用のあるビタミンAやビタミンC、赤血球の生成を促すヨウ素などが代表的。
豆苗を生産する村上農園の調べによると、βカロテンとビタミンCは小松菜とほぼ同程度、豆に多く含まれるタンパク質、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6は小松菜よりも2割以上多く含んでいるそうです。
豆苗は2回も収穫できるので経済的!
冒頭でも触れましたが、豆苗は1度買えば、2回再生栽培できるので、合計3回食べることができます。100円前後で買えて、3回も楽しめるなんてすごくリーズナブルですよね。
ちなみに豆苗の再生栽培は2度が限界。というのも、種の養分がなくなると育たなくなるからです。また、1回目より2回目の方が成長速度は落ちます。
どんな料理にも合う!
豆苗の魅力はその使い勝手の良さ。サラダ、お浸し、炒め物、鍋物、パスタなど、生で食べても加熱してもよし。和食に洋食、中華、イタリアンまでどんな料理にも合うんです。
見た目のグリーン効果に癒される!
これは少し主観が入ってしまうかもしれませんが、豆苗は見た目も可愛いんです。新芽が日々成長していく姿は癒し効果絶大。TABI LABO編集部では、名前をつけて愛でているメンバー(男性)もいるほど(笑)。
育てるのが驚くほど簡単!
そしてなんといっても、豆苗は育てるのが驚くほど簡単。いくつかのルールさえ守れば、だれでも失敗せず育てられますよ。以下では、基本の育て方とコツを紹介しましょう!
豆苗の育て方とコツ
豆苗の基本の育て方は、残った根元を水に浸す。たったこれだけです。通常、7日〜10日ほどで再収穫できます。
失敗しないコツは以下の5つ。
・清潔な容器にいれる
・水は豆が浸からない程度に与える
・こまめに水をかえる(1日に1〜2回、夏場はなるべく2回以上)
・室内の明るい場所で育てる
・脇芽を残してカットする
この5つさえ守れば、豆苗はすくすく育つはずです。最後の「脇芽を残してカット」するについては補足説明をしておきましょう。
脇芽を残してカットすると成長が速い
脇芽とは、植物が新たに芽を伸ばしていく部分のこと。豆苗の場合、豆のすぐ上に主枝から出ている芽がいくつかあります。そこを残してカットすることで、豆苗を速く成長させることが可能。
村上農園の実験によると、脇芽を完全に残してカットした場合の方が、脇芽を半分取ってしまった場合よりも、2日ほど早く再収穫できたそうです。
カットする際は、包丁を用いても、ハサミを用いてもどちらでもOK。とにかく、脇芽を残すのがポイントですよ。
豆苗はどこで買える?
豆苗は、いまやスーパーの野菜コーナーの定番。ブロッコリースプラウトやカイワレと並んで売られていることが多いです。
近くのスーパーで見つからないという人は、種から育てる方法も。Amazonや楽天で「栽培キット」が販売されているので、気になる人はチェックしてみてください。
食べて美味しい、見て楽しい!
最近、周りでも自分の育てている豆苗をSNSにアップする人が増えています。手軽に入手できる、育てるのが簡単、美味しい、経済的といった理由から再注目されているようですね。
豆苗は食べるために育てるわけですが、せっかくなので育てる過程も楽しんでみてください。
使い捨てのプラスチック容器やタッパーで育てるのももちろんいいですが、ちょっとお洒落な器に飾ると観葉植物のように。ふとしたときに目に入る緑は目に優しく、きっとあなたを癒してくれるはずです。
今日から「#豆苗のある暮らし」をはじめてみませんか?