「スマホ」などの電子機器を嗅ぎ分ける警察犬が登場!なぜ?
ラブラドールのK-9Sotaは、ミネソタ州で初の電子機器を嗅ぎ分けることができる警察犬。
メモリーチップなどの記憶装置をコーティングするのに使う「TPPO」という化学物質を識別することができ、性犯罪者の逃走や部屋のなかに隠されたデバイスを探して証拠を見つけるのに一役買うのだとか。
5月から仕事を始めて、すでに殺人犯が投げ捨てた携帯電話など、21もの証拠となるデバイスを発見して事件解決に貢献しているという敏腕ぶりだ。
しかし、K-9Sotaのような警察犬は、2年ほどまえまでアメリカではたった2頭ほどしかいなかったとか。
というのも、電子機器が一般的になった数年前に比べ、現在はスマホやSDカードなど記録するデバイスが小型化し、犯人がどこかに証拠を捨てたり隠した場合、簡単に見つけ出すことが困難になったことで、特殊な技能をもった警察犬の必要性が高まったのだとか。
デジタルネイティブと呼ばれる世代が、人間だけでなく警察犬の世界でも活躍しているのだ。
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