「オレゴン州」が「薬物所持の非犯罪化」を決定

11月4日、アメリカ・オレゴン州がコカインやヘロインなどのハードドラッグ所持を非犯罪化することを決定した。これは大統領選挙に合わせておこなわれた住民投票の結果によるものだ。

施行は「Measure 110(110条例)」として2021年2月1日から。以降は、たとえハードドラッグを所持していても起訴されることはない。犯罪ではなく、「違反」としての罰金100ドル(約1万500円)もしくは中毒治療センターでの健康診断が科せられるだけ。

これは薬物依存症を減らそうとする公衆衛生問題の解決策としての判断。決して間違えてはいけないのは、ハードドラッグの使用を奨励するわけでも、販売を合法化するわけでもないということだ。

もちろん、条例に反対する人々もいる。未成年に対する処罰が不透明なままだが、施行まで時間があるので、オレゴン州は詳細を詰めていくと思われる。

薬物依存に対しては“厳罰化ではなく治療を”という価値観がメインストリームになったこととなり、オレゴン州はそれを実践する全米初の州となる。彼らの動向に世界が注目するだろう。

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