「カタール航空」が進める空旅の「タッチレス化」
ニューノーマルな空の旅に向けて、「カタール航空」が所有するエアバスA350の機内エンターテインメントシステムのタッチレス化を進めている。
航空メディア「Inflight」によると、搭乗者のスマホやタブレット端末を介してカタール航空の機内エンターテインメントシステム「ORYX ONE PLAY」にアクセスすることで、4000チャンネル以上の充実したエンターテインメントプログラムを楽しむことができるというもの。
すでに同サービスは、A319とA320機にて実施されているが、今回新たにA350にも採用されることに。また、現在9機所有するボーイング787のすべてのキャビンにおいて、乗客のBluetoothヘッドホンを座席の機内エンターテインメントシステムとペアリングできるオプションも提供する予定だ。
まずはカタールを発着する欧州、中東、および北アフリカ便からのサービス提供となるものの、機内サービス、機内プログラムの非接触型サービスに拍車がかかることは間違いない。
新型コロナウイルス感染症を機に各航空会社に求められる衛生基準がより一層厳しくなるなか、デジタル技術を応用し、“非接触”をキーワードにした新しい空旅のあり方に注目していきたい。
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