米で500万個売れた「バターケース」
アメリカで累計500万個を売り上げたバターケース「Butter Bell(バターベル)」が日本にやってきた!
LAで1995年に創業以来、世界でもっとも認知されているバターケースブランドだそうだが……。では、なぜに「Butter Bell」はそれほどの人気なのか?その秘密は、19世紀にまで遡る。
冷蔵庫が普及していない19世紀、バター保存のために考案された「バターベル」は、コップ型の容器にフタが付いていて、フタの内側にある筒状の容器にバターを入れる仕組みになっていたそう(つまり逆さにバターを保管する)。
で、驚くことに容器の中には水を張り入れ、密閉されることで酸素に触れることなく劣化を防ぎ、バターの風味と鮮度が保たれたという。
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さて、「バターベル」の説明が長くなったが、要するに19世紀のこの仕組みを現代に用いたのが「Butter Bell」というわけ。これによりバターの常温保存が可能となり、いつでもクリームのような滑らかさをキープしてくれるという優れもの。
冷蔵保存すればバターはどうしたってカチカチ。もちろんナイフが負けることはないし、トーストに乗せれば溶ける。でも、わざわざ常温になるまで、柔らかくなるまで待って使うというんじゃ……忙しい朝の時間や料理、お菓子づくりにサクッと使いたいときにはネガティブでしかない。
というわけで、コレ。
耐久性の高いセラミックス製でカラバリは8種類。価格は4380円(税込)とそこそこするけど、世紀をまたいで永く愛される逸品ですから。
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『Butter Bell(バターベル)』
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