自家製バターにおけるこの公式「1+0=2」わかる?

おいしいバターさえあれば、たしかにトーストだけでも十分、ごきげんな朝ごはんになります。そこで、バターを買うんじゃなくて、自分でつくってしまうというのがこの記事の趣旨。そう、あれですよアレ。

Food52」ライターAmanda Simsのレシピを参考にと思っていたところ、表題のハテナ?な公式(1+0=2)が出てきました。バターづくりにおける重要な要素がここにあるようなのですが、いったいこれは…。

どうしても余っちゃう
「生クリーム」の使いみち

いつもよりこんがりトーストしたパンにホームメイドのバターをのせて。

大さじ何杯かの生クリームしか必要ない料理でも、パックで買わなきゃいけないのが生クリームです。結局、ビスケットや、ドーナツ、パンケーキでもつくらない限り、足のはやいそれをダメにしてしまうのが関の山。

では、どうすればいい?きっとアナタのおばあちゃん世代には、ごく日常だったこの方法。サイエンスの授業を思い出しながら試してみませんか。

用意するもの:
生クリーム
メイソンジャー
15分間耐えられる腕の筋力

まずは、料理であまった生クリームをメイソンジャーに注ぎ入れます。このとき、たっぷり入れずに空気の逃げ道を残しておくことを忘れずに。しっかり瓶のふたを閉じたら、あとは15分間、ひたすら振り続けるのみ!

ホイップ状態になるのにそれほど時間はかかりません。だけど要注意、これままだバターになる前の段階だから。

そして15分後…、

生クリームから生まれた
「バター」と「ホエー」
1+0が=2になった!

やがて徐々にホイップがくっつき合い、コロコロと、最後はしっかりかたまりとなって、ジューシーなホエーとに別れます。手を抜かずに振り続けていれば、ね。

生クリームは、根気よくシェイクすることでバターとホエー(乳清)に分離する。すなわち、1(生クリームに)+0(何も足さなくても)=2(バターとホエーができあがる)、という公式が成り立つわけ。

クッキングシートを敷いた上にできたてのバターを取り出したら、お好みで塩を。よくこねてかき混ぜます。そのまま丸太状に成形してシートのまま巻いて冷蔵庫へ。あるいは、冷え固まる前にバターケースへ。もちろん塩をせずに無塩バターでもOK。

これで完成。なんてことないバターづくりだけど、こういうところから“自分でつくる”を増やしていってみませんか。

ただ、どうしてもシェイクが続かない…、面倒という人には、メイソンジャーにぴったりの「バター専用かくはん機」がおすすめですよ。

Photo by James Ransom
Licensed material used with permission by Food52
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