「Netflix」が発表した「2020年トレンド作品分析」がすごい!
映像ストリーミングサービス。それは今年、不要不急の外出が制限された全世界で、人々を励まし、ハラハラさせ、そして楽しませ続けたもの。
日本国内だけで500万人以上のユーザーを抱える「Netflix」からおもしろいレポートが発表された。
「今年、日本においてNetflix上の韓国ドラマの視聴が昨年と比較して6倍以上に成長」
「2020年は日本においてアニメとドキュメンタリーの視聴時間はそれぞれ2倍に」
いちユーザー視点でも、SNSや友人との会話から、韓国ドラマ知名度の急上昇や、アニメ人気の再燃など、なんとなくの今年の特徴は想像できたはず。しかし、具体的な“数字”の提示は、配信元ならではの強みといえよう。
ここで気になるのが、なぜそこまで大幅に、韓国ドラマの視聴時間が伸びたのかということだが……もちろん答えてくれていた。
元々、ラブコメ作品が多く、“女性が好きなもの”というイメージの強い韓国ドラマだが、多様化する社会のなかで、性別を問わず誰もが見入ってしまうような題材が増えたからだ。
実際のところ「2020年、日本で最も勢いのあった韓国ドラマ TOP10」では、10作品中6つが恋愛以外をメインテーマに扱っていた。
その内容は、屋台の店主と青年が客の夢のなかで彼らの恨みを晴らすもの(「サンガプ屋台」)から、すべてを奪われた主人公が、韓国イチの飲食企業設立を目指すもの(「梨泰院クラス」)まで、じつにさまざま。
一貫するのは、逆境や理不尽が降りかかろうと、それぞれが信じるやり方で運命に立ち向かう主人公たちの姿。今年、否応なしに変化を迫られた私たちに勇気を与えるストーリー性も、人気爆発の大きな一因ではないだろうか。
まるで「日常から抜け出したい」「ストレスを解消したい」といった視聴者の心の動きを反映しているような、今年のランキング。
来年がどんな1年になっても、続々配信される優れたフィクションが、私たちを非日常へ連れ出してくれるだろう。
『2020年、日本で最も話題になった TOP10』
1位 「愛の不時着」
2位 「梨泰院クラス」
3位 「テラスハウス:Tokyo 2019-2020」
4位 「ハイキュー!!」
5位 「炎炎ノ消防隊」
6位 「サイコだけど大丈夫」
7位 「ARASHI's Diary -Voyage-」
8位 「青春の記録」
9位 「キム秘書はいったい、なぜ?」
10位 「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」
『2020年、日本で最も勢いのあったアニメ TOP10』
1位 「日本沈没2020」
2位 「呪術廻戦」
3位 『泣きたい私は猫をかぶる』
4位 「バキ」大擂台賽編
5位 「攻殻機動隊 SAC_2045」
6位 「炎炎ノ消防隊」シーズン2
7位 「Great Pretender」シーズン1
8位 「僕のヒーローアカデミア」シーズン4
9位 「今日から俺は!!」
10位 「Re:ゼロから始める異世界生活 新編集版」シーズン2
『2020年、日本で最も勢いのあった韓国ドラマ TOP10』
1位 「キム秘書はいったい、なぜ?」
2位 「私のIDはカンナム美人」
3位 「青春の記録」
4位 「梨泰院クラス」
5位 「サイコだけど大丈夫」
6位 「スタートアップ: 夢の扉」
7位 「ザ・キング: 永遠の君主」
8位 「サンガプ屋台」
9位 「愛の不時着」
10位 「ハイバイ、ママ!」
『2020年 最も話題になったドキュメンタリー TOP10』
1位 「ARASHI's Diary -Voyage-」
2位 「BLACKPINK ~ライトアップ・ザ・スカイ~」
3位 「マイケル・ジョーダン: ラストダンス」
4位 「RIDE ON TIME」シーズン1
5位 「アメリカン・マーダー: 一家殺害事件の実録」
6位 「HOMIE KEI ~チカーノになった日本人~」
7位 「ミス・アメリカーナ」
8位 「へんてこプラネット」
9位 「ハイスコア: ゲーム黄金時代」
10位 「未解決ミステリー」シリーズ1