『ブレイキング・バッド』は最高だけど、真似する人がいるなんて ーー ベンのトピックス
ベンのトピックスにおかえりなさい!
Netflixの『ブレイキング・バッド』を見たことありますか?
続編にあたる『エルカミーノ』はまだ見てないけど、オリジナルシリーズ(2008-2013年)は最高ですよ。ブライアン・クランストンがプライムタイムエミー賞に5度もノミネートされた理由がわかります。
あらすじは、肺がんで余命宣告を受けた主人公のウォルター・ホワイトが、家族のためにお金を作るために、麻薬密造に手を出し……といった内容です。
『ブレイキング・バッド』は、キャラクターがすごくリアルです。そして、どんでん返しがあるストーリー!ベンのようなドラマ中毒者は1日1シーズンペースで見てしまいます(笑)。
ちゃんとドラマを見たほうがいい!
AMCとNetflixによるこの作品にはドラッグが出てきます。だけど、そのメッセージは「麻薬密造と販売は簡単だよ」や「麻薬を売ると儲かるよ」や「麻薬密造は、被害者なき犯罪だよ」では決してありません。当たり前ですよね。
ところが、『ブレイキング・バッド』は、ドラッグディーラーたちをプロモートしていると思いこむ変な人たちがいるんです。僕の個人的な意見としては、ドラマはむしろアメリカのドラッグ問題を理解していると思います。実際、同じくNetflixが製作したコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルについての犯罪ドラマ『ナルコス』のクリエイターたちに大きな影響を与えたドラマです、『ブレイキング・バッド』は。
今年の11月、アメリカでは“リアル・ブレイキング・バッド”と言われる事件がおきました。アーカンソー州のヘンダーソン・ステイト大学で二人の大学教授がメタンフェタミンを精製していたのです。学生たちが研究室で異臭に気づいたことから発覚しました。
これはなんてバカな事件だろうと思います。そして、この事件で『ブレイキング・バッド』を批判するのも間違っています。
僕が言いたいのは、こうです。
「Netflixのドラマをリアルライフでコピーするなんてバカらしい。そして、ドラマをもっとちゃんと見たほうがいい。『ブレイキング・バッド』をどう見たら“よし、オレたちもやってみよう!”となるんでしょう?」