1000人以上のボランティアと作った「南三陸のワイン」
宮城にある「南三陸ワイナリー株式会社」は2021年2月、南三陸産ぶどうを使用して初めて商品化したワイン「MINAMISANRIKU CHARDONNAY 2020」を発売した。
「MINAMISANRIKU CHARDONNAY 2020」は、減農薬で栽培し、粒選り後、旨味の高まる「夜明け前」に収穫した南三陸産シャルドネを、高低差を利用した液移動によりやさしく醸造した香り豊かで旨味の高い白ワイン。
青りんごやグレープフルーツの爽やかさと、白い花や甘い蜜の豊かな香り、バランスの良い味わいを楽しむことができるという。
東日本大震災では甚大な被害を受けた南三陸町では、2017年4月、新たな産業として、南三陸産ぶどうを使用し、南三陸で醸造したワイン作りを目指し、南三陸町地域おこし協力隊による任意団体として「南三陸ワインプロジェクト」がスタート。南三陸町入谷地区に、ワイン用ぶどうが700本植樹された。
また、この植樹をはじめ、畑施設の設置や草刈りなどには、これまで1000人以上のボランティアが協力したという。
たくさんの人の想いを乗せ、限定250本のワインは、南三陸ワイナリー直営ショップ、および公式オンラインストアで発売中だ。
同じ南三陸産のおいしいものをお取り寄せして、マリアージュを楽しむ、なんてのもアリかも。
©南三陸ワイナリー株式会社
©南三陸ワイナリー株式会社
『南三陸ワイン』
【購入サイト】https://www.msr-wine.com/
Top image: © 南三陸ワイナリー株式会社