宮城の酒造が作る、再起の灯火。丸森産コシヒカリを使ったライスワイン「LUCE」

東日本大震災で大きな被害を受けた、宮城県・閖上地区に店を構えていた「佐々木酒造店」が、8年半の時を経て酒蔵を再建したわずか11日後、台風19号が宮城県・丸森町を襲い、町に甚大な被害を与えた。

丸森町産業活性化法人「株式会社GM7」は、幾多の災害を乗り越え、ふたつの町の復興の光になれるよう佐々木酒造店とタッグを組み、各町の特徴を活かしたライスワイン「LUCE(ルーチェ)」を開発。

素材には、2018年10月に誕生した、食味85点、整粒歩合80%という高い品質を誇る丸森町産コシヒカリ「いざ初陣」を使用。酒の命である仕込み水には、セリの産地として名高い宮城県・余田地区に流れる清らかな名取川の伏流水を用い、お米の旨味と甘味を活かす佐々木酒造店の独自の製法によって生み出されている。

LUCEとはイタリア語で“光”。この光が閖上と丸森、仙南地域の魅力を照らし、再起の灯火になるようにという意味と、地域を愛する気持ちが込められた一品は、爽やかでフルーティな香りを放ち、口に含めば、軽やかな採れたての果実をかじったような瑞々しさと共に「いざ初陣」の米の旨味と独特の酸味が絶妙なバランスで口の中いっぱいに広がるという。

奇しくも「復興」という言葉でつながってしまったふたつの地域。彼らの熱い想いは、どのような相乗効果を生み出すのだろうか。

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『LUCE』

【公式ホームページ】http://rice-wine.jp/

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