「悲しみを病欠にしない」。ニュージーランド政府、流産後の有給休暇の取得を承認
3月24日、ニュージーランド議会は、流産や死産で子どもを失った人に3日間の忌引有給休暇を取得できるようにする法案を提示し、全会一致で可決となった。
この法案を提案した労働党の国会議員Ginny Andersen氏は「悲しみは病気ではない。喪失だ。喪失を癒やすのには時間がかかる」と述べている。
流産などで忌引有給休暇の取得を承認をした国は、インドに続いて世界で2ヵ国目。
一方で、今回の法案に対して「十分ではない」「流産や死産で子どもを失った人たちの必要なもの、必要なことにこれからも耳を傾けるべきだ」などの声もあがっている。
しかし、この法案が成立したことで、喪失に対して向き合えるのも事実。労働者の権利と公平性のもと、大きな一歩となったことは間違いないだろう。
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