「多様な生き物たち」の生育環境を併設したタワーマンションが、名古屋に誕生

現在、愛知・名古屋駅周辺に建設中の分譲タワーマンション「NAGOYA the TOWER」が、一般社団法人いきもの共生事業推進協議会(以下、ABINC)による「いきもの共生事業所(R)認証」を取得した。

この認証制度は、「一般社団法人企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)」の「いきもの共生事業所推進ガイドライン」を評価基準とし、生物多様性保全に取り組む工場、オフィスビル、商業施設、集合住宅、戸建住宅、物流施設などをABINCが評価・認証するというもの。

本マンションは、外構計画において、名古屋の最都心でありながら敷地面積の約70%を空地とし、その中に樹林地、草地など緑豊かな空間や水景を採用することで、生物多様性に貢献するいきものの生息環境と、新たな都心のオアシスを創出。生物多様性貢献面積率は、敷地の約40%に上るという。

また、周辺の自然環境を調査し、東海地方特有の在来種を選定するなど、地域環境と調和した多様な生物生息環境を都心に創出している点が、ABINCから高い評価を受けた。

さらに、居住者のコミュニケーションプランとして、モニタリングを兼ねた自然観察会など、具体的な環境教育プログラムが計画されている点や、維持管理における外来種対策について、関係者における対処方法が具体的に示される点も、評価の対象になったとのこと。

都市部における高層マンションの住み心地や資産価値も、こうして生き物との共存をベースに変化していくとしたら、それはとてもクールなことだと思う。

©総合地所株式会社、名鉄不動産株式会社、京阪電鉄不動産株式会社、大和ハウス工業株式会社、三交不動産株式会社、住友商事株式会社
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