懐かしく、どこか切ない「母子の絆」を表現したアートが話題
公園のブランコ、背中を押されてゆらゆらと。
大人になってからこの“ゆらゆら”はもうあまり覚えていないけれど、優しく押してくれた父や母の愛情をたっぷり感じた瞬間だったことは、きっと間違いない。
そして親もまた、子どものを背中を押しながら、テンポのいいリズムに安らぎを感じていたのかも。
© geometriedacompagnia/ Instagram
イタリア・ミラノ出身でスペインを拠点に活躍するデザイナー兼建築士のFederica Sala氏による「The Bruno's Swing」は、母親をモチーフにしたフレームに包まれるように心臓(ハート)がデザインされたアート作品だ。
Sala氏は昨年、息子のBrunoくんと公園にいくことが多くなり、ブランコに乗る彼の背中をやさしく押しながら“親子の絆”を強く感じていたという。
そんな想いを込めて生み出された作品は、ハート型のブランコが揺れるたびに母親の心臓が動いているように見えて、あたたかく、とてもクリエイティブだ。
また、Brunoくんが大きくなり、抱っこをするのが難しくなりつつある日々のなかでも親子の絆を忘れず、大切にしたいという気持ちから制作に至ったとのこと。
そんな何気ない日常の一コマとそこにある特別な思いを表現した「The Bruno's Swing」は、世界中の子をもつ親のハートをつかみ、共感を集めているという。
Top image: © iStock.com/AleksandarNakic