【動画】「世界地図の歴史」をざっくり5分で!
学校の授業をはじめ、ニュースや新聞、ネットなど、もっとも利用されるシーンが多いであろう「メルカトル図法」の世界地図。
緯度と経度が直角に交わるこの地図は、古くは航海用として使われていた。
現在、世界でもっとも普及しているこの平面マップだが、高緯度地域の地形が大きく拡大されているというのは多くの人が知る常識だろう。
そこで、そんな平面地図の歴史がよくわかる動画をご紹介。
「TED」が公開しているこの動画を観れば、これまでじつにさまざまな地図が考案されてきたことを知ることができるはずだ。
© Kayla Wolf/TED
動画で紹介されているのは以下の図法。
面積を正しく描写するために生み出された「グード図法」。
アメリカのデザイナーにして思想家&発明家のバックミンスター・フラー氏が、さらに形の歪みを少なくした「ダイマクション地図」。この地図はデザイン的にも優れており、現在も根強いファンがいるらしい。
1999年、日本の建築家・構造家である鳴川肇氏が発案した、陸地の面積をほぼ正確に平面状に映し出す「オーサグラフ世界地図」。
メルカトル図法が白人社会に優位に作られていると指摘を受けて制作された「ペテルス世界地図」(この地図は米国の一部の学校で実際に使用されている)などなど。
地図の歴史を辿ることで、球体のものを平面に描き出すことの大変さが理解できるはずだ。
つまり、正確な地理関係を学びたいなら、大人しく地球儀を!w
Top image: © iStock.com/y-studio