プラスチックを食べる「酵素入りの新素材」が開発

環境破壊の大きな原因のひとつとされる、廃棄プラスチックの問題

その対策として、微生物の働きで分子レベルまで分解され、最終的には二酸化炭素と水になって自然界へと戻る「生分解性プラスチック」が使われるようになってきている。

しかし、石油由来のプラスチックと見た目が似ていることから正しく分別されず、結局はゴミ埋立地に行き着いてしまうことや、分解に時間がかかるなどの課題が多く残されている。

そんななか「University of California, Los Angeles(通称:UCLA)」が管理する研究所「Lawrence Berkeley National Laboratory(通称:Berkeley Lab)」が、世界初となる、“プラスチックを食べる酵素”が含まれた堆肥可能なプラスチックを発明した。

つまりはこれ、人の手を借りることなく、プラスチックが自身を分解して自然に戻ることを意味する。

「塵も積もれば山となる」。そんな言葉があるように、今、ゴミ埋立地は悲鳴をあげている。研究が進み、自然に堆肥化されるプラスチックが実用化すれば、自然への負担はきっと軽くなるはずだ。

……とはいえ、いくら自然分解されるとはいえ、ゴミの自然界への投棄はダメ!絶対!

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。