プラスチックゴミが道路になる技術で、世界規模に躍進する企業
2016年から、イギリス国内の一部の道路を、“環境に優しいアスファルト”に変えてきた「MacRebur」。そのアスファルトとは、プラスチックのゴミを再利用してつくったもの。
ことの始まりは、CEOのToby McCartney氏がインドへ行ったときでした。埋立地でゴミ拾いをしながら働く人々の手元を見て、ゴミの多くがプラスチック製品だということに気づいたのだそう。そしてプラスチックゴミを再利用して道路をつくろうと一念発起。アスファルトに利用できる技術を開発したのです。
彼らの技術によりできたアスファルトは、ただ環境に配慮しているだけではなく強度があり長持ちするのだそう。これを証明するように、今やオーストラリアやニュージーランド、トルコなど、海外数ヵ国にも採用されています。
イギリスを訪れる機会がある人は、さりげなく足元の道路に注目してみては?もしかしたらそのアスファルトも……。
© Toby McCartney/Vimeo
Reference: MacRebur
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