さよなら、冥王星。アナタのこと、忘れません。

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

Plute Demoted Day

(冥王星が惑星から準惑星に降格した日)

元素記号や数式、歴史の元号に西暦、古文(語)の活用など、学生時代、まるで何かにとり憑かれたかのように繰り返し暗唱して覚えたはいいけど、「......結局、これ、いつ使うねん」なアレコレ。

そんななか、語呂と響きのよさから苦なく暗記でき、よく晴れた昼下がり、洗濯物を干しながらリズムをつけて口ずさみたくなっちゃう「太陽系の惑星」たち。

スイ(水星)、キン(金星)、チ(地球)、カ(火星)、モク(木星)、ド(土星)、テン(天王星)、カイ(海王星)......

はい、最後に「メイ」っていっちゃった人にお知らせです。残念ながらメイ(冥王星)は、15年前の今日、太陽系の惑星から準惑星に“降格”しました。

そもそもが学術研究のために人間が勝手に付与したカテゴリーであり、ランクダウンを宣告されたところで当の冥王星にとっては至極迷惑なハナシなのですが、「国際天文学連合(IAU)」によると、太陽系の惑星は以下の項目の“すべて”を満たす必要があるのだとか。

①太陽の周りを回っていること

②十分大きな質量を持つので、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有していること

③自分の軌道の周囲から他の天体をきれいになくしてしまった天体であること

1930年に発見され、76年間にわたって太陽系の9番目の惑星だった冥王星は、上記の③の条件を満たしていないとの判断から、dwarf(ドワーフ/童話などに登場する小さなキャラクター)planetという階層になったようです。

なお、これには「惑星をいかに定義するか?」という問題のほか、文字通り日進月歩で進化する天文観測の技術やテクノロジーによって、これまで明らかになっていなかった新たなデータが次々に発見されるようになったいうという側面も。

かつての常識が非常識になり、非常識が常識になる──。

宇宙だけでなく、私たちのまわりには、案外ゴロゴロとこんな事象はいくつも転がっているのかもしれません。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。