リミットをぶっ壊すのはゲストだけじゃない。「クルー」もだ！【USJ】

「NO LIMIT!」をテーマに、それまでの限界を超えるような“超元気”をゲストに届けることを目指す「USJ」。

20周年を迎えた今年、パークに欠かせない存在のクルーを取り巻く枠も、続々と外している。導入されたのは「見た目」「性別」「家族計画」の選択を縛っていた従来のルールからクルーを解き放つ、新制度だ。

まずは見た目の自由を守るために、メイクや髪色を含む身だしなみ規定を緩和。それまで男女で異なっていたルールをひとつにしたり、ボディピアス・タトゥーは制服に隠れたらOKとするなど、自己表現の幅を広げた。

とくに「男女で異なっていたルール」という部分については、みなさんの学生時代や勤務経験のなかでも心当たりがあるのではないだろうか？

髪色のトーン規定について、男性の方が暗く設定されていたり、女性はスカート着用が当たり前だったり……。

人を相手にする仕事である以上、親しみやすさや清潔感が求められるのはうなずけるが、それ以外まで縛ろうとするルールはもう、この時代に馴染まないのかもしれない。

さて、性別表現の自由については、事実婚や自治体等の同性パートナーシップ証明を受けた人も慶弔見舞金の対象者に加えたり、LGBTQ+へのアライ（支援）表明を意味するステッカーやバーチャル壁紙の配布というカタチでサポート。

最後に、家族計画の自由を、不妊治療のための休職取得を認めたり、夫婦での育休を推奨することで後押ししている。

こうした取り組みの根底にあるのは「従業員一人ひとりが、それぞれの個性や視点をNO LIMIT!に発揮できる職場をつくる」というビジョン。

どんなアトラクションも、クルーの弾ける笑顔にはきっと敵わない。

ありのままの自分を認められる・表現できる場所で生まれた“超元気”の輪が、パークから日本中に広がりますように。