価値観の変化は「食習慣」を大きく変える。

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

世界ヴィーガンデー

肉も魚も卵も乳製品も食べない。もっと言えば革製品もファーも着ない。そんなヴィーガンという生き方が世界で広がりを見せています。

で、今日11月1日は「世界ヴィーガンデー(World Vegan Day)」なんですが、これを定めたのは、1944年11月に設立されたイギリスに本部を置く「The Vegan Society」。

発足50周年を記念して1994年に制定。ヴィーガンの啓蒙、振興と発展を目的として活動を続けています。そう、ヴィーガンの歴史は

で、彼らによればそもそもヴィーガンとは、「食物、衣服、その他の目的において、動物から搾取したり、動物を虐待することを可能な限り、実行可能な範囲で排除しようとする哲学および生き方」を表すヴィーガニズムから派生した言葉。

ちなみにベジタリアンの歴史はもっと古く、1840年代には誕生していたとされています。

ついでにヴィーガンもベジタリアンも「Vegetable」を語源とするように思いますが、ほかにも、ラテン語で“活気”を意味する「Vegetas」だとする説もあるんだとか。動物性タンパク抜きでも活気あふれる、うーん。

健康のため、アニマルウェルフェア(動物福祉)の観点から、そして地球環境にこれ以上負荷をかけたくないという思い。ヴィーガンを実践する人たちの信念はさまざま。

サステナビリティ、エシカル、コンシャスなどが行動のキーワードとなる昨今。価値観の変化は人間の「食べること」さえ、大きく変えようとしているのかもしれません。

「何を食べるか?」だけでなく、「どう食べるか?」にも意識を向けていきたいですね。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。