食物アレルギーをもつ子どもに「全部食べていいよ」と言えるレストランが誕生
誰もが食べたいもの、食べられるものと出会い、選ぶことを楽しめる。
これ、食物アレルギーのある子どもがいる家族にとっては容易なことではないという事実。
そんな問題の解決のために生まれたのが、「京セラ株式会社」の新規事業アイデアスタートアッププログラムの第1弾、食物アレルギー対応サービス「matoil(マトイル)」。
このサービスの実店舗「matoil factory(マトイル ファクトリー)」が、東京都世田谷区に12月22日(水)オープンした。
今年10月から、食物アレルギーや食の嗜好に合わせたオーダーメードのミールキットの予約販売を行ってきた「matoil」。提供する料理をより気軽に体験できる場として、今回の実店舗展開をスタート。
同店は、完全予約制になるが、食物アレルギーのケアが欠かせなった子どもに「全部食べていいよ」と言えるような、“メニューのないレストラン”として利用できる。
お誕生日のお祝いや、家族の大切な日に利用してもらい、「matoil」のシェフが、一組のためにその腕を振るうという。
さらに、食べる楽しみと、作る楽しみ、新しい食材や料理と出会えるきっかけとなるような「食」のワークショップを展開。シェフに直接教えてもらえる企画も盛りだくさん。毎月最終土曜日11:00~18:00は、オープンファクトリーとして催しを開催し、予約不要で気軽に参加できるようになるのだとか。
「matoil」はこの店舗の展開などで、当事者だけが課題を抱えることのないソーシャルインクルージョンの実現に貢献していくという。
『matoil factory(マトイル ファクトリー)』
【住所】東京都世田谷区上北沢4-15-12 1F
【営業時間/営業形態】
・メニューのないレストラン:完全予約制
※ご利用日時については、お電話かメールにてご相談ください
・月イチオープンファクトリー:毎月最終土曜日 11:00-18:00(予約不要)