そこのけそこのけ「BYREDO」の「匂いスピーカー」が通る!
これ、なんだと思う?
拡声器?スピーカー?ラジオ?
残念ながら、どれも不正解。だってこれ……
ルームディフューザーだから。
その名も「Olfactive Stéréophonique(嗅覚のステレオ)」。
スウェーデンのフレグランスブランド「BYREDO」が、オーディオ機器メーカー「OJAS」と共同開発した、まったく新しいディフューザー。ビビッドな赤と黒をまとったビジュアルは、癒しを前面に押し出した従来のディフューザーとは一線を画している。
スピーカーっぽいのは、見た目だけじゃない。
OJASが誇るスピーカー設計技術を採用することで、まるで音を増幅させるように、効率的に香りを届けることができるのだとか。推奨されている部屋の広さは30m²程度(約18〜19畳)ということから、そのパワフルな拡散性がうかがえる。
とは言っても、むせかえるような濃度になる心配は無用。
熱を加えず、軽くて均一な拡散を行うドライディフュージョン方式、アルコール・溶剤不使用などの工夫で、香りがいつまでも残りにくい仕様になっているから。
付属する香りは、お香、クローブ、ベイがヘッドノート、カーネーション、ラブダナム、イランイランがハートノート、パピルス、ハイチベチバー、ガイアックウッドがベースノートの「Olfactive Pyramid」。
それぞれの香料から勝手に想像すると、スパイシーなお香に包まれた瞑想の場を抜け出して、満開の花束を抱えながら走って、最後は野原に飛び込んで深呼吸、みたいな香りになりそう。イメージはわんぱく修行僧(笑)
お値段は、1つあたり50日持続する香りのカプセルが10個ついて、950ユーロ(約12万5000円)。オンラインストアでは完売するも、世界中の旗艦店で100個限定で発売中なので……出会えたら激レア。