徳川家康は「狸親父」なんかじゃない!日本を代表する「ウェルネスマスター」だ!

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

江戸幕府が樹立。江戸時代がはじまった日

粋でいなせ、艶やかにして洗煉され、活気と熱気に満ち溢れた、現代の東京(TOKYO)の文化の礎を築いた「江戸時代」。

420年前(1603年)の今日3月24日は、新たな幕府が樹立して江戸時代がはじまった日です。

ときの天皇から征夷大将軍に任命されて江戸幕府を立ち上げたのは、ご存知、徳川家康。

2021年に「ヤフー株式会社」が発表した「日本の武将ランキング」(※)で5位に名前があがりながらも、「第六天魔王」(2位/織田信長)や「美濃の蝮(まむし)」(3位/斎藤道三)、「独眼竜」(6位/伊達政宗)、「甲斐の虎」(7位/武田信玄)といった勇ましい異名が並ぶなか、「狸親父」とどうにも締まらない二つ名で呼ばれ、教科書などに掲載されている肖像画の印象も相まって、戦国の世を頂点まで昇り詰めた武将とは思えないほどホンワカとしたイメージを抱いている人も少なくないであろう家康公。

ですが、そんな徳川家康、日々フィジカルとメンタルのトレーニングに余念がなく、今でいうところの“ウェルネス”を極めた人物だったことをご存知ですか?

当時、位の高い武士の間では「鷹狩り」が一種のアウトドアアクティビティとして楽しまれていました。家康も日常的に鷹狩りをたしなんではいましたが、彼の目的は獲物に向かって矢を射るという行為ではなく、現代の“トレイルラン”に近いものだったとのこと。

また、肉体、精神ともに健康に保つため、現代のハーブ園のような施設「駿府御薬園」を作ったり、マインドフルネスのトリガーとして愛好者の多いお香にも造詣が深かったようです。

病に倒れたのは1616年1月。そして、当時としては非常に長寿の部類に入る75歳で亡くなったのが同年の4月であることから、健康寿命も長かったとされる徳川家康。

今も昔も、健やかな日々を過ごすにはウェルネスな生活スタイルがキーのようです。

※2020年のYahoo!検索のデータをもとにしたランキング

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