見つかったのは「タコの祖先」名前の由来はジョー・バイデン
アメリカのモンタナ州で「タコの祖先にあたる古代生物の化石が発見された」との論文が、学術雑誌「Nature Communications」で発表された。
化石の特徴も気になるが、今回注目したいのは生物の名前だ。
なんと、アメリカ大統領ジョー・バイデンにちなんで、「シリプシモポディ・バイデニ(Syllipsimopodi bideni)」と名付けられたんだそう。
理由は、「論文を提出する少し前にバイデン氏が大統領に就任したから」とのこと。なんともアメリカらしいユーモアが感じられる。
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なお、発見された化石は、およそ3億2,800万年前に生息していた生物のもの。腕が10本あるためイカに似ているが、吸盤の特徴などからタコの祖先に位置付けられるらしい。
タコなどの化石でこれまで最も古かったのは約2億5,000万年前のものなので、今回の発見でおよそ8,200万年も過去に遡ったことになる。今後、タコの起源が新たに分かる可能性も。
それにしても、名前の由来が「ジョー・バイデン」とは、バイデン大統領にとっては思わぬ就任祝いだったのではないだろうか。今後「フミオ・キシダ」が由来の古代生物も登場することを期待したい……。
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