Tinderが「献血に関わる差別」の撲滅に乗り出す
マッチングアプリ「Tinder」とアメリカの人権団体「Human Rights Campaign」がタッグを組み、献血に関わる差別の撲滅に力を入れることを発表した。
アメリカでは、アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration、FDA)の規定によって、男性と性行為を行う男性は献血ができないことになっている。
これは1985年にHIVに関する情報が不足していた時に決められた規定であり、「Tinder」と「Human Rights Campaign」は今も同じルールを適応する必要はないと考えているわけだ。男性と性行為を行なっているからとはいえ、HIVに感染しているわけではないのだから。
しかし、「Tinder」によればFDAはリソース不足を理由に研究に着手せず、規定を変えようとしていないとのこと。
そこで「Tinder」は、ユーザーがスワイプしている際に「All Types」というカードを表示し、1人でも多くの人に研究に参加するように呼びかけることに。そして、LGBTQに対する差別の撲滅に力を入れていくようだ。
この取り組みはアメリカのみで実施されるようだが、どのような結果になるのかには注目だ。
Top image: © Tinder