『ファンタスティック・ビースト』で「同性愛に関するセリフ」が削除

4月8日、映画「ファンタスティック・ビースト」シリーズの3作目である『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が公開された。

この映画内で登場する同性愛に関するセリフは、どうやら中国で上映される際には削除されているようだ。

製作会社のワーナー・ブラザーズは、中国向けにアルバス・ダンブルドアとゲラート・グリンデルバルドが過去に恋愛関係にあったことをほのめかすセリフをカット。この編集により、同国で上映される同映画は6秒短くなっているという。

米エンターテインメント誌『Variety』に対して、ワーナー・ブラザーズは「私たちの希望はクリエイターたちが発表した通りに世界に作品を公開することですが、歴史的に各市場に最適化するための細かい編集はしてきました」とコメントしている。

過去にマーベル・シネマティック・ユニバースによる『エターナルズ』は、ディズニー側が映画の一部のシーンをカットして上映することを拒否し、中東地域での上映がなくなった経緯もある(詳しくはコチラから)。

製作会社や配給エリア、国や地域の文化などによって考えられる可能性や、出得る影響も変わってくるため、こうした対応もまた多様ということなのだろう。

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