パリ市が掲げる「サステイナブルな給食」がスゴい!

2009年より、学校給食のサステイナブル化を目指してきたパリ市。

その甲斐あって、2008年はサステイナブルな食べ物が入っている割合が8%だったのに対し、2019年は53%に上昇したという。

そして、2022年5月、同市は2027年までの新しいプランを発表。非常に多くのサステイナブルな取り組みが盛り込まれており、本気度を伺える内容となっている。

まず、学校給食に使われる食材の75%オーガニックなものに。100%は季節に関わる食材を使用するという。そんな食材の50%はパリ市から250km以内で生産されたものを使用予定とのこと。さらに、週2回はベジタリアンを提供し、常にベジタリアンメニューも選べるようにするそうだ。

肉や卵、乳製品などはアニマルウェルフェアに配慮した生産者から、魚などの魚介類はレスポンシブルな漁業を行う漁師から、食料を調達するとのこと。

そして、食べる人たちの健康を考えて、添加物を不使用に。食品に触れるプラスチックは排除するのだとか。

これらの内容を知ったら、パリ市がどれだけ本気で環境と健康のことを考えているのかが分かるはずだ。非常に先進的な取り組みなので波紋を呼ぶかもしれないが、パリ市の未来にぜひ注目していきたい。

Top image: © iStock.com/MichaelDeLeon
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