「生ゴミ」からできた「サステイナブルな植木鉢」はいかが?
白い陶器のような見た目の高級感ある植木鉢「Potted Carbon」。このアイテム、じつはただスタイリッシュなだけでなく、サステイナブルでもあるのだ。
というのも、じつはこの植木鉢......ポーセリンと“生ゴミ”でできているのだとか。
© 2021 Bioforcetech
手掛けたのは、生ゴミをサステイナブル製品に変換する「Bioforcetech」というアメリカの会社。なんと8年かけて開発された技術の成果だそう。
この技術によって、生ゴミは「OurCarbon」という黒い粒のような材料に変換されて植木鉢に使用される。1t(トン)のOurCarbonを作るたびに、10tの炭素排出量が抑えられるそうだ。
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つまり、植木鉢が売れれば売れるほど、この材料を作れば作るほどに、ゴミとして処理される際に発生する炭素量が抑えられるという計算に。さらに、新たな緑を植えることにもつながるので、これはかなりサステイナブルなものといえるだろう。
また「Potted Carbon」は見た目にもこだわって作られており、特別にデザインされた植木鉢は、一人の職人技によってひとつひとつ手作りされているそう。
燃やされるはずだった廃棄物が、唯一無二のオシャレなインテリアに大変身──。こうした革新的な取り組みは、「ゴミ」という概念自体を変えてくれるかも?
なお、このプロジェクトは4月23日まで「Kickstarter」でクラファン中なので、興味のある方はこちらから。
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Top image: © 2021 Bioforcetech