オリンピック次開催(2024年)に向け「パリの象徴」が緑に変わる
開催までいよいよ1年を切った東京2020。持続可能性や環境に配慮したエコフレンドリーな五輪を宣言したはずなのに、暑さ対策ばかりが注目される印象を受けなくもない。かたやパリ。東京の次の夏季五輪開催地は、2014年から10ヵ年計画で市内緑化運動を推進中。都市環境にテコ入れする覚悟がうかがえる。
Paris 2024に向け、パリの象徴であるエッフェル塔周辺も大きく様変わりする。ランドスケープデザインを手がけることになったロンドンの景観設計事務所「Gustafson Porter + Bowman」が発表した計画では、エッフェル塔付近一帯を緑の多い生物多様性の豊かなエリアに一新するという。
具体的には、エッフェル塔を中心にトロカデロ庭園、シャイヨー宮、イエナ橋、シャン・ド・マルス公園、エコール・ミリテールをつなぐ緑の道を作るというプランだとか。交通量の多い塔周辺の道路を排除するほか、塔の足元へと続くイエナ橋を緑が茂る散歩道にすることで、周辺全体が緑に包まれ統一感を持たせることが狙い。
第一段階は2023年に完了予定。世界が注目するパリのランドマークの再開発、5年後が今から楽しみ……はいささか気が早い?
©Gustafson Porter + Bowman
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Top image: © MIR
Licensed material used with permission by Gustafson Porter + Bowman