処方箋なしで購入できる「経口避妊薬」をFDAが審査

7月11日、フランスに拠点を置く製薬会社「HRM Pharma」がアメリカ食品医薬品局(FDA)に対して、同社の経口避妊薬「Opill」を処方箋なしで購入できるよう認可を申請した。

Opill」は1973年からアメリカにて使用が認められているが、これまでは処方箋が必要だった。もしFDAによる認可を取得できれば、アメリカで初めての「処方箋なしで購入できる経口避妊薬」となる。

「HRM Pharma」にて最高戦略責任者とイノベーションオフィサーを務めるFrédérique Welgryn氏は、下記のようにコメントしている。

「60年以上前、アメリカで処方された避妊薬によって、いつ妊娠したいかという女性の権利が促進されました。安全で効果的な避妊薬をカウンター越しでも購入できるようになることは、多くの人々が障害を感じずに避妊を選択できるようになります」。

FDAはどのような決断を下すのか?

今、アメリカでは中絶の権利に関して議論の真っ只中。その動向にも大きく影響してきそうだ。

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