勢いでするセックスと計画的なそれ、満足度が高いのはどっち?

果たして、セックスというものは周到に計画された方が高い満足度を得られるものか、あるいは思いもかけず“事に及んでしまう”とき、より高い満足度で満たされるのか──?

それを真剣に研究し人々がいる。心理学者Katarina Kovacevic氏率いる彼女のチームが学術誌『Journal of Sex Research』に論文を掲載した。

同論文では、自発的(衝動的)なセックスが満足感をもたらすという一般的な信念に疑問を投げかけている。計画的なセックスは、両パートナーが性行為に及ぶことを知っている場合であっても、満足度が必ずしも低いとは限らないという。

この研究では、おもに個人の“暗黙の性的信念”について調査を実施。自発的な性的信念がより大きな満足を与えることに強く関連しているわけではないことを示唆。いっぽうで性的満足度が低いと報告する人々は、計画的なセックスを行う可能性が高いことも判明したそうだ。

性体験の質に限らず、暗黙のうちの性的信念(ポリシー)も満足度に少なからず影響を与えているという結論に。 Kovacevic氏は、偶発的なセックスが刺激的で満足度も高く思い込んでしまうのは、映画やポップカルチャーによる影響も少なくないという。

一夜かぎりの……みたいなこともセックスにはつきものである以上、用意周到に計画されたそれよりも、むしろときめいてしまいそうに思いますが、じつのところ満足の度合いはさほど変わらないとは。

これ、「意外だわ」って人多そうだけどな。

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