【映像作品】生理中の夜ってこんなにカオスなの。
英広告代理店「AMV BBDO」と生理用品などを取り扱う「エシティ(essity)」が新たなグローバルキャンペーンの一環で、“生理の悪夢”を映像化した。
エシティによると、女性は生理中の夜の不快感や不安などによって、一生分のうち、じつに5か月分以上の睡眠を失っているんだそう。
実際問題、夜用ナプキンなどのアイテムを使用しても、寝てる間にシーツが汚れないかなど、眠っていても脳裏では常に心配が続くもの。
映像作品のハッシュタグは「#periodsominia」。これはおそらく「period(生理)」と「insominia(不眠)」をかけ合わせたのだろう。
サーモグラフィのビジュアルと低音が鳴り響くBGMで、まさにその不快感が表現されている。
© Bodyform UK/YouTube
同社のマーケティング兼コミュニケーションディレクターTanja Grubnerは、こう説明する。
「社会とあらゆるブランドは、何年にもわたり生理中の夜を平和なイメージとともに表現してきた。けれど、#Periodsomniaを通して、時にはカオスな夜を迎える女性もいること。そして、それを体験しているあなたは一人ではないことを伝えたかった」。
フェムテックなど、身体のサイクルと共存するアイテムは増えているものの、元の「生理そのもの」のあり方は同じである。
だからこそ、実際にどういうことを日々乗り越えているのかをわかりやすく映像にして発信しているのは、当事者はもちろん、周りの人々の理解を促すためにも、大切な一歩ではないだろうか。
Reference: #periodsomnia
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