ボストンマラソンが「ノンバイナリー部門」を新設

1897年から始まった世界でもっとも歴史のあるマラソン大会のひとつである「ボストンマラソン」。

2023年に開催される第127回大会から、「ノンバイナリー部門」が新設されることになった。言うまでもなく、ノンバイナリーとは性自認が男性でも女性でもない人々のこと。

アメリカでは2021年にペンシルベニア州の「フィラデルフィア・ディスタンス・ラン」が大規模大会として初めて「ノンバイナリー部門」を新設。今年4月に開催されたニューヨーク州の「ブルックリン・マラソン」では、82人の「ノンバイナリー部門」に登録したランナーが完走した。

それに続くかたちで「ボストンマラソン」も多様性を追求して新たな部門を設立。今年はエントリー資格となる基準タイムは女性のものと同じだが、来年以降はこれを変更する予定だという。

そして、同大会の主催者によれば22人のランナーが「ノンバイナリー部門」にエントリーしたとのこと。

「ボストンマラソン」は歴史ある大会なだけに、他の大会にも影響を与えそうだ。

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