10代の女性が「コロナコミュ障」に抱える不安。
まだまだ続くコロナ禍において、コミュニケーションのあり方の変化は、多くの日本人が不安視している問題。その傾向は、とくに10代女性に強いようだ。
企業トップ向けのコミュニケーションコーチングを手掛ける「グローコム」が、15歳〜70歳の男女1200人に対しておこなったインターネット調査を紹介したい。
これによると、「コロナ前と後で自身のコミュニケーション力に変化はありますか?」という質問で「低下・悪化した」と回答したのは、全体の約2割。世代・性別で分類すると、10代女性は3割に及んだ。
その主な理由は「自信がなくなった」「やり方がわからない」。
聞く力や書く力をはじめとしたコミュニケーションを構成するさまざまな要素のなかでも、とくに「雑談・会話力」への不安を感じているケースが目立ったという。
と同時に、「コロナ前と後で孤独を感じる機会は増えましたか?」との質問でも、全体が約2割であるのに対し、10代女性の約4割が「増えた」と回答した。
日本人はもともとコミュニケーションへの苦手意識が高い、とは誰もが知る通り。なかでも対人関係力の基盤が形成される幼少青年期での外出自粛やリモート授業となれば……このような結果も当然のことではないだろうか。
センシティブな時期では、素直に自己表現することもむずかしいはず。もちろん全体的にも、だが、とくに10代女性への意識的なサポートは重要といえそうだ。
調査結果の全容はコチラから。
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