「パンツなんて無くても無問題」カイリー・ジェンナーの斬新すぎるコーデが話題に
9月のフランスといえば、パリ・ファッションウィークで大賑わい。
期間中は、来場するセレブやモデルたちのアイコニックなスタイリングを楽しめるのも魅力で、これまでも“時代のアイコン”の数々が生まれてきた。
そして今回、とりわけ輝いていたのが、カイリー・ジェンナーが「ロエベ」のショーで披露したこちらのコーデ。
お分かりいただけただろうか。
クラシカルなフルレングスのウールコートの下に見えているのは、何を隠そうアンダーウェア。下着にコートを羽織るだけという、めちゃくちゃ大胆な着こなしなのだ。
もはやコーデと言えるのか?と思うかもしれないけど、トレンディなバグアイ・サングラスやチャンキーヒールで仕上げているあたり、しっかりと全身のドレスアップとして考えられていることが分かる。
一見すると単なる目立ちたがりに見えるけども、このコーデが注目を集めているのは奇抜だからではなく、「下着だって服のうち」というメッセージを主張するものだから。
というのも、男性の下着露出が一般的に“ファッション”とみなされる一方で、女性の下着はどうしても“性的”に捉えられてしまうことへの反発なのだ。日本では、少し前に流行ったズボンを下げた「見せパン」スタイルに顕著な例。
昨今のウィメンズファッションではデザイナーの間でも(もう少し控えめな)下着の「チラ見せ」スタイルが流行している。
そして今回、カイリーはその精神をキャンプなほどに体現した「全魅せ」スタイルを確立したというわけ。
インスタグラムに投稿されたキャプションは、「no pants no problem」の一言。
現代の“セックスシンボル”の一人である彼女が放つ宣言には、セクシャリティの超越を目指すファッション業界にとって「目立つコーデ」以上の意味があるはず。
女性のアンダーウェアをドレスに昇華させたカイリーのコーデは、新たな“時代のアイコン”として語り継がれることだろう────。