世界でもっとも多様な街。議会にも多様なメンバーが揃う。
今月5日、ニューヨーク市議会の新しい議長にアドリアン・アダムス氏が選出された。
アフリカ系アメリカ人の女性として、初となる議長の座に就任したことが大きな話題となっている。
また、現在同市議会は、2021年にあった議員選挙を経て、51人中31人を女性が占める女性優勢議会となっており、韓国系アメリカ人議員2名、初のイスラム系女性議員、初の南アジア系アメリカ人議員2名、初のオープンリーLGBTQ黒人女性議員が2名、初のZ世代議員も参入している。
世界でもっとも多様な街とも言われるニューヨークだが、議会にここまで多様なメンバーが揃うのも史上初であるとのことだ。
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良いニュースにも思えるが、現在ニューヨークは、新型コロナウイルスのパンデミックによって財政的にも大きな危機に直面している。
アダムズ氏は、この厳しい状況のなかで任務を行うことになるわけだが、本人は父親を新型コロナウイルスで亡くしているという。
被害を受けた家族の救済を優先するとも述べており、弱者に寄り添って、同市の復興が行われることに大きな期待をしたい。
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